荒々しくも、恵み豊かな日本海を望み美しい里山や田園が広がるところ。
自然と向き合い、智慧と工夫を重ねて真摯に生きる人たちがいます。
今こそ、ホンモノを探しに北陸を旅してほしい。
あらゆる世代の人に素敵な出会いが待っているはず。
今号のテーマは「道を継ぐ人、拓く人」。
能登半島地震、能登豪雨災害を経て、
それでも前に向かって歩み続ける人たちに
エールをおくることができたら。
明日の力になる発見を。
北陸ジェネレーションをおくります。
これからの北陸を担う人、育てる人。
その智慧、技術を受け継ぐ人、伝える人。
地域を発動する源となる人を
この本では「ジェネレーター」と呼びご紹介しています。
いらしね、のと。
地震と豪雨の爪痕が残るまちで、苦しみを分かち合い、希望を信じて一歩ずつ、前へと歩む人たちに出会う。
また、いらしね(「おいでね」という意味の能登弁)とやさしく見送ってくれる人たちに、
きっと来るね、と心に誓う旅になる。
かたいけの、ふくい。
かたいけの(「元気ですか」という意味の福井弁)と、奥ゆかしくやさしく包むように言葉を交わすその表情に、受け継がれてきた暮らしと未来に挑む技への誇りがのぞく。
福井の旅は、学びと発見の旅になる。
いいちゃ、とやま。
立山連峰と富山湾の絶景に心打たれ里山で出会う人々のやさしさにほっとする。
いいちゃ、いいちゃ(「いいね」という意味の富山弁)と頷く笑顔が嬉しくて、再会を約束しあう旅になる。